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英検1級・国連英検特A級・TOEIC満点3回記録講師の英作文練習ノート
以下の想定時間は、「筆記問題を解くスピード」のコントロールが前提となっています。 なるべく、以下の時間を確保できるように、「時間を測って過去問をセットで解く」習慣をつけましょう。
エッセイ想定時間内(3級20分、準2級25分、2級・準1級30分・1級35分)で、完成度は一切気にせず、どばーっと記入します。
「(想定時間内に)完成したエッセイ」を、辞書を見たり、講師の指示などで修正する場合は、元の文章を消さずに「赤ペン」で追記します。 「赤ペンで追記した箇所」が、本番でも活用できる箇所になるので、消さずに「赤入れ」をしましょう。
英検のライティング対策は面接対策にも直結していますので、英検対策の中でも最も重要なパートと言えます。インプットばかりの学習は、もうやめて「アウトプット」を意識した学習方法に切り替えていきましょう。
英語の発信力が求められる時代。 この「発信力」は、一夜漬けでは決して身につかず、コツコツやるしかない自分との戦いです。
3級・準2級用ライティング対策ノート
B5ノートの片面ごとに、1エッセイ、という考え方です。
3級対策になったら、まず最初にB5のノートを用意しましょう。 これから、長い「英検ライティング」の旅が始まります。
そして、以下の要領(級別2タイプ)で、ノートに罫線を引きます。

赤文字の内容をリストアップしますね。
- 連番をふる: 自分が今まで何本のエッセイを書いたのかを記録に残します。
- 年月日を記入: どの程度の間隔でエッセイを書いているのかをビジュアルで把握します。
- お題を記入
- お題を記入したら、いきなり書き始めず、一番下の「ブレーンストーミング欄」にメモをとります。
- ブレーンストーミングを始めた時刻が「開始時刻」です。ストップウォッチなどで時間を測ります。
- ブレーンストーミングが終わったら、「1行ずつ飛ばして」文章を書いていきます。ただし、本番では行を飛ばさないこと!!
- 文章を書く時は、どんどんググってOK. 時間を測りながら、スマホ片手にどばーっと書いていきましょう。
- 右端に、1行ごとの文字数を記入していきます。
- 制限時間になったら、文字数を合計します。
- 制限時間になったら、真ん中の「新しく学んだ単語欄」に、ググった内容などをまとめておきます。これが、あなたの「語彙・表現の引き出し」になります。
- 本文の「行飛ばし」の行に、コメントや修正を「赤ペンで記入」します。
※ 記入する際は、本番と同じ「シャーペン」で。
2級・準1級・1級用ライティングノート
B5両面で1エッセイ、という考え方です。
ルーズリーフなどではなく、B5ノートがおススメです。 自動的に時系列に記録でき、「どれだけやったか」をビジュアル化しやすいので、必ず専用ノートを作ってください。

作業工程をリストアップしていきますね。
- 連番をふる: 達成感を味わうためです(笑)
- 年月日を記入する: エッセイをどの程度の間隔で書いているのか把握します。
- お題を記入する: 書きながら、お題の「趣旨」を深く理解します。
- 分野を記入する: どの分野のエッセイを自分が書いたのかを把握します(分野一覧、後述)。
- ストップウォッチを設定し、時間を測ります。
- 左下の「ブレーンストーミング欄」にメモを取ります
- 考えがまとまったら右ページに、「1行飛ばし」で文章を書き始めます。ただし、本番では行を飛ばさないこと!!
- 文章を書く時は、スマホ片手にどんどんググってOKです。
- 右ページの一番右に、1行ごとの文字数を記入します。
- 制限時間になったら、合計文字数をカウントします。
- ググった語彙や表現を左ページの真ん中「覚えたい単語・フレーズ欄」に記入します。
- 本文の修正は、右ページ、「1行飛ばし」の空欄に「赤ペン」で記入していきます。
出題分野を押さえよう
3級: 教育・趣味・余暇・部活・旅行・日常生活
準2級: 教育・サイエンス&テクノロジー・ライフスタイル・環境・ビジネス・文化・余暇等
2級: 教育・サイエンス&テクノロジー・ビジネス・環境・文化・ライフスタイル・メディア等
準1級: 家庭生活・ビジネス・テクノロジー・ジェンダー・公共政策&福祉・環境問題・宇宙・倫理・犯罪等
1級: 社会・環境・国際・教育・サイエンス・政治・ビジネス
級が上がるにつれて、「ニュースを見ていないと、とっさに答えが浮かばない」ようなお題になってきますね。 ニュースが苦手な人は、池上彰さんの番組や著書がおススメです。
まずは過去問
ノートが準備できたら、まずは過去問から始めましょう。英検公式ページから問題と解答をダウンロードし、第1作目のエッセイに取り掛かりましょう。
最初は「頭が真っ白になって何も浮かばない」という人がほとんどですから、最初に解答用紙の「サンプル解答」に目を通し、雰囲気をつかんでからでもOKです。
英作文を書くことに慣れるまでは、多少の間違いは気にせず、「余白を埋める」作業を楽しむぐらいで大丈夫ですよ。 また、「どんどんググって」下さい。 英語の世界では「知らない事は知らない」ので手っ取り早くググるのが正解です。
とはいえ、まだ心の準備が。。。という人は以下の級別「基礎」から押さえていきましょう。
準1級・1級は、後日投稿しますので、今しばらくお待ち下さいませ。
書いたら添削してもらう
英会話スクールや塾で、英作文添削をしてくれる場合は、完成したエッセイを必ず添削してもらいましょう! どこをどの様に直したら、より高得点が狙えるのか、しっかり先生に確認しましょう。
ask本校では、英検1級までの英作文対策レッスンを実施していますので、お気軽にお尋ねください。
また、なかなかレッスンを受けるのが難しい、という人は、オンラインで添削してくれるGinger 英文チェッカーの様なサービスを利用しましょう。 プロの講師ほどの精度ではないですが、軽くチェックしたい時におススメですよ。
完成したら、「話す」
ここが一番大切なのですが、1つのトピックを書き終えたら、必ず誰か(出来れば英会話講師)と、その話題について話しましょう。 1度英作文を書き、メモを取っただけでは、信じられないくらいすぐに忘れてしまいます。
予め完成した英作文を講師に添付しておき、そのトピックについてディスカッションしたい旨を伝えておきましょう。 書いた内容を人に話す事で、定着率が驚くほど上がり、本番で使える力になります。
慣れるまでは、ノートを見ながらでも構いませんので、「書いた内容を話す」訓練を続けましょう。
話す相手がいない場合は、「スマホに録音」するのが有効です。
著者も、英作文を書いたらすかさずスマホに「1分スピーチ」をしていました。 最初はなかなかうまくいかず、「アタシって駄目ポ?」と落ち込む事もありますが、何度も何度もチャレンジしましょう。
そのチャレンジの過程で、「うろ覚えの単語」が「カンペキに覚えて使える単語」に成長していきますので、だまされたと思ってやってみてください。
今回も最後まで読んでいただき有難うございました。 皆さんがライティングの楽しさお覚え、寝ても覚めてもライティングしちゃうくらいになって下さることを、心から祈っています(笑)。
それでは、次回もよろしくお願いします。